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テレビ台の奥で何年も出番のないDVDプレーヤーやDVDレコーダー。動画配信に切り替えてから一度も電源を入れていない、という家庭は少なくないようです。いざ手放そうとすると「小型家電?不燃ごみ?粗大ごみ?」と区分に迷いやすい品目でもあります。この記事では、横浜市と名古屋市の公式情報をもとに、DVDプレーヤー・DVDレコーダーの分別区分と手数料のめやす、処分前に済ませておきたい確認事項を整理しました。
プレーヤーとレコーダーで違う「処分前の準備」
同じDVD機器でも、再生専用のDVDプレーヤーと、HDD(ハードディスク)を内蔵したDVDレコーダーでは、捨てる前にやることが変わってきます。
- DVDプレーヤー(再生専用):録画データを持たないため、ディスクの取り出しと配線の整理だけで処分に進めます。
- DVDレコーダー(HDD内蔵):録画番組や予約情報などのデータが本体に残ります。横浜市も名古屋市も、個人情報が含まれる製品は「データを消去(削除)してから」回収ボックスに入れるよう案内しています。取扱説明書の「本体初期化」「全消去」メニューを実行してから手放すのが基本とされています。
さらに両市とも、一度回収ボックスに投入した製品は取り出せない(返却できない)と明記しています。「トレイの中にディスクが入ったままだった」というミスは後から取り返せないため、電源が入るうちに取り出し確認を済ませておきたいところです。
処分前チェックリスト
- トレイを開けて、ディスクの入れ忘れがないか確認する
- HDD内蔵レコーダーは本体初期化でデータを消去する
- B-CASカードなど、差し込んだままのカード類を抜き取る
- リモコン・HDMIケーブル・電源コードなどの付属品をまとめる
- ポータブル型は、取り外せるバッテリーを外す(詳細は後述)
名古屋市はリモコン・アダプター・ケーブル・充電器といった付属品も小型家電回収の対象に含めており、横浜市もコード類をまとめて回収ボックスに出せるとしています。本体と付属品を一式で片づけられるのは、自治体の小型家電回収ならではの利点です。
【早見表】横浜市・名古屋市の分別区分と手数料
| 項目 | 横浜市 | 名古屋市 |
|---|---|---|
| 小型家電回収ボックス | 投入口30cm×15cm・長さ30cm未満 | 縦15cm×横40cm×奥行25cm以下 |
| ボックスに入らない場合 | 金属30cm以上・その他50cm以上は粗大ごみ。未満は燃えないごみ・小さな金属類 | 30cm角以下は不燃ごみ(指定袋)。30cm角超は粗大ごみ |
| 粗大ごみ手数料 | 品目別(インターネット品目一覧で確認) | めやす:ビデオデッキ250円。2026年10月から改定予定 |
横浜市:小型家電回収ボックスが基本ルート
横浜市では、回収ボックスの投入口(30センチ×15センチ)に入る長さ30センチ未満の、電気・電池で動作する製品を小型家電として回収しています。薄型・小型のDVDプレーヤーなら、このサイズに収まる機種が多い区分です。回収ボックスは市庁舎・各区総合庁舎・資源循環局収集事務所のほか、市内のイオンやイトーヨーカドーなど一部の総合スーパーにも設置されており、利用時間は各施設の開館・開店時間に準じます。
利用時の注意点として、横浜市は次の点を挙げています。
- 袋に入れず、小型家電をそのまま投入する(袋はリサイクルの支障になる)
- 一度投入した製品は返却できない
- 個人情報が含まれる製品はデータを消去してから入れる
- 電池類は取り外してから入れる
横浜市:ボックスに入らないサイズは30cm・50cm基準で判断
録画機能つきのDVDレコーダーは幅40センチ前後の機種が多く、投入口に入らないケースが出てきます。横浜市の粗大ごみ基準は「一番長い辺が、金属製品で30センチ以上、それ以外(プラスチック製品など)で50センチ以上」。金属筐体のフルサイズレコーダーは金属30センチ以上に該当し、粗大ごみ扱いになる可能性が高い区分です。基準に満たないものは、燃えないごみや「小さな金属類」(缶・びん・ペットボトルと同じ収集日)として出せるとされています。
粗大ごみとして出す場合は、粗大ごみ受付センター(電話0570-200-530または045-330-3953)かインターネット受付で事前に申し込みます。手数料は品目ごとに定められており、市の「粗大ごみ処理手数料(インターネット品目一覧)」で検索して確認できます。電子決済にも対応しています。
名古屋市:縦15×横40×奥行25cm以下なら回収ボックスへ
名古屋市は、小型家電回収の対象品目に「映像用機器(DVD/ブルーレイディスクプレーヤー、ビデオデッキ等)」をはっきり掲げています。回収ボックスに入る大きさの条件は、縦15センチ以下・横40センチ以下・奥行25センチ以下。横浜市の投入口(30×15センチ)より横幅に余裕があり、据置型プレーヤーでも入る機種が比較的多いサイズ設定です。ボックスは総合スーパー・区役所・環境事業所などに設置され、回収時間は各施設の営業(開庁)時間に準じます。
なお名古屋市では、2026年(令和8年)9月開幕のアジア競技大会・アジアパラ競技大会に向けて、小型家電由来のリサイクル素材をメダル製造に活用する「リサイクルメダルプロジェクト」が実施されており、回収ボックスへの持ち込みが呼びかけられています。使わなくなったDVD機器の出しどきとしては、ちょうどよいタイミングといえそうです。
名古屋市:ボックスに入らない場合は不燃ごみか粗大ごみ
回収ボックスを利用できない場合、名古屋市は分別区分に沿って不燃ごみ・粗大ごみ等で出すよう案内しています。市の区分では、コンセントを使う小型の電気製品は「不燃ごみ」で、家庭用不燃ごみ指定袋(10L・20L・45L)に入れて収集日に出します。30センチ角を超えるものは「粗大ごみ」となり、フルサイズのDVDレコーダーはこちらに該当する可能性が高くなります。
粗大ごみ手数料のめやす表では、同じ映像機器であるビデオデッキが250円の区分に掲載されています。DVDプレーヤー・レコーダーの金額は品目や大きさで扱いが変わる場合があるため、申込み時に粗大ごみ受付センターへ確認しておくと安心です。また、収集日が2026年(令和8年)10月1日以降となる粗大ごみから処理手数料の改定が予定されている点は、処分時期を決める材料になります。
DVDディスクとケースの分別は市によって異なる
本体と一緒に不要なディスクも処分したい場合、出し先は機器本体と分かれます。
横浜市では、CD・DVDは外側のプラスチックケースも含めて週1回の「プラスチック資源」に出す運用です。紙製のジャケットは「古紙」の収集日に出します。機器は小型家電、ディスクはプラスチック資源、紙ジャケットは古紙と、3方向に分かれる点が横浜市の特徴です。
名古屋市の公式案内では、プラスチックのみでできている製品は「資源」、金属との複合製品(大半がプラスチック)は「可燃ごみ」と整理されています。ディスクやケースがどちらに当たるか迷ったときは、市公式の「ごみ・資源分別検索」で品目名を調べてから出すと迷いがありません。
ポータブルDVDプレーヤーはバッテリーに注意
車内用や持ち運び用のポータブルDVDプレーヤーには、リチウムイオン電池を内蔵している製品があります。横浜市は「取り外せるバッテリーは取り外して、黄色い回収缶(小型充電式電池リサイクルボックス)へ」、名古屋市も「取り外し可能な電池(バッテリー)は取り外してから出す」よう案内しています。充電式電池がほかのごみに混ざると、収集車やごみ処理施設での火災・発火の原因になるとされているためです。本体と電池を分けて出すことが、両市共通のルールになっています。取り外せない構造の機種は、各市の案内窓口や環境事業所に確認してから出すのが手堅い方法です。
動作品なら買取・リユースという選択肢も
まだ動作するDVDレコーダーや、リモコン・取扱説明書のそろったプレーヤーは、リサイクルショップや宅配買取で値がつく場合があります。生産終了したメーカーの機種や完動品は、中古市場で一定の需要が残っているジャンルです。売却する場合も、HDDの初期化とディスク・カード類の抜き取りは処分時と同じように済ませておきます。
また、横浜市・名古屋市とも、国の認定事業者であるリネットジャパンリサイクル株式会社と連携した宅配便回収を公式に案内しています。エディオンやケーズデンキ、ヨドバシカメラなど市内の家電量販店による店頭回収(一部品目は有料)も両市の公式ページで紹介されており、買い替えのついでに引き取ってもらう選択肢もあります。
よくある質問
Q. リモコンやケーブルだけ捨てたいときは? A. 名古屋市は付属品(リモコン、アダプター、ケーブル、充電器等)も小型家電回収の対象としています。横浜市もアダプタ等の部品やコード類をまとめて回収ボックスに出せます。
Q. ビデオ一体型のDVDプレーヤーはどうなる? A. サイズ基準で判断します。横浜市は投入口30×15センチ、名古屋市は縦15×横40×奥行25センチに収まるかが分かれ目で、入らなければ各市の不燃・粗大区分に従います。一体型の詳しい扱いはビデオデッキの捨て方もあわせて確認してみてください。
Q. 店舗や事務所で使っていた機器も出せる? A. 横浜市は、事業所から出るものは家庭ごみの集積場所に出せないと案内しています。事業で使用した機器は、事業系ごみのルートでの処分になります。
まとめ:サイズ確認とデータ消去を済ませて、近くの回収ルートへ
DVDプレーヤー・DVDレコーダーの処分は、横浜市なら「投入口30×15センチの回収ボックスに入るか→入らなければ金属30センチ・その他50センチ基準で粗大ごみ判定」、名古屋市なら「縦15×横40×奥行25センチ以下は回収ボックス→入らなければ不燃ごみ、30センチ角超は粗大ごみ(ビデオデッキのめやす250円)」という流れで整理できます。どのルートでも共通する下準備は、HDDレコーダーのデータ消去とディスクの取り出しの2つです。同じテレビ周りの機器でも、ブルーレイレコーダーの捨て方とは録画データの扱いが、テープ機器とはディスクの分別が異なります。録りためたメディア類の整理にはカセットテープの捨て方も参考になるはずです。
家財をまとめて処分したいときは、こちらも参考にしてください。
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