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押し入れから出てきた古いカセットテープ、聴かなくなった音楽テープ、家族の声を録音したもの——片づけや遺品整理で出てくる品です。硬いプラスチックのケースに入っていて、中に磁気テープがあるので「燃やすごみ?プラごみ?」と迷いやすいところです。カセットテープは、多くの自治体で燃やすごみ(可燃ごみ)で、ケースは分けて出すのが基本です。この記事では、カセットテープの捨て方を、ケースの分け方や録音の残し方とあわせて、自治体の公式ルールをもとに整理します。
カセットテープは「燃やすごみ」が基本
カセットテープを手放すとき、判断のポイントは本体(テープ)とケースを分けることです。多くの自治体で、テープ本体は燃やすごみ、ケースはプラスチック資源、と分けて出します。
- テープ本体:燃やすごみ(可燃ごみ)。
- ケース:プラスチック資源、または自治体の区分に従う。
- 録音を残したい場合:デジタル化してから捨てる。
硬いプラスチックなのに燃やすごみになるのには理由があります(後述)。まずは自治体ごとの区分と、ケースの分け方から見ていきましょう。
横浜市・名古屋市の例
横浜市では、カセットテープは燃やすごみとして出します。ただし、テープが入っていたプラスチックのケースは分けて、プラスチック資源として出します。テープ本体とケースを分別するのがポイントです。
名古屋市でも、カセットテープは可燃ごみで出します。硬質プラスチックですが、破砕処理のときに中のテープが機械に巻きついて故障するおそれがあるため、多くの自治体で例外的に燃えるごみに分別されます。地域によって区分が違うことがあるので、「お住まいの市区町村名+カセットテープ」で確認しておきましょう。
ケースはプラスチック資源に分ける
カセットテープが入っている透明なプラスチックケースは、テープ本体と分けて、プラスチック資源(容器包装プラスチック)として出せる自治体が多いです。横浜市もこの扱いです。ケースだけなら、テープのような巻きつきの心配がないので、資源として回せます。
手放すときは、ケースからテープを取り出し、テープ本体は燃やすごみ、ケースはプラスチック資源、と分けます。紙のインデックス(曲名などを書いた紙)は、古紙・雑がみに回せます。ケース・テープ・紙を分けると、分別がきれいです。地域によってケースの区分が違うので、確認しましょう。
なぜプラスチックなのに燃やすごみ?
「カセットテープは硬いプラスチックなのに、なぜ燃やすごみ?」と思うかもしれません。理由は、中の磁気テープにあります。カセットテープを不燃ごみやプラスチック資源として破砕処理すると、細長いテープが機械に巻きついて、故障の原因になることがあります。
これを避けるため、多くの自治体では、テープ本体を例外的に燃やすごみとして集めています。ビデオテープも同じ理由で、燃やすごみになる地域が多い品です。テープが機械にからまるのを防ぐための分別なので、自治体のルールに従って燃やすごみに出しましょう。
大量のテープを手放すとき
音楽好きだった方の遺品整理などで、カセットテープが大量に出てくることがあります。まとめて燃やすごみの袋に入れて出せますが、一度に大量に出すと重くなるので、何回かに分けると出しやすくなります。ケースは分けて、プラスチック資源へ。
量がとても多い場合や、分別の手間をかけたくない場合は、不用品回収の利用も選択肢です。また、後述のように、価値のある音楽テープや希少なものが混ざっていることもあるので、大量のときは、捨てる前に一度ざっと見て、売れそうなものがないか確かめるとよいでしょう。
録音を残したい場合はデジタル化
カセットテープには、家族の声や、思い出の音楽、ラジオの録音など、二度と手に入らない音が残っていることがあります。テープは経年で劣化し、再生できなくなることもあるので、捨てる前にデジタル化(データに変換)しておくと安心です。
デジタル化は、カセットデッキやラジカセとパソコンをつないで自分で行う方法や、ダビングを請け負う店に頼む方法があります。再生機が動くうちに、残したいテープはデータにしておくと、テープを手放してからも思い出を残せます。デジタル化が済んだテープは、燃やすごみで手放します。
個人情報・大切な録音の確認
カセットテープを手放す前に、大切な録音や、人に聞かれたくない内容が入っていないかを確かめます。会議や電話の録音、家族のプライベートな声などが入っていることもあります。中身が分からないテープは、一度再生して確かめると安心です。
ラベルに何も書いていないテープや、内容が分からないものは、再生機で確認してから捨てると、うっかり大切な録音を手放す失敗を防げます。人に聞かれたくない内容のテープは、自分で確認してから、燃やすごみで手放しましょう。中身を確かめるひと手間で、安心して手放せます。
ビデオテープ・MD・CDとの違い
同じ「録音・録画メディア」でも、扱いに少し違いがあります。ビデオテープ(VHS)も、カセットテープと同じく、テープが機械にからまるため燃やすごみになる地域が多いです。一方、CDやMDは、テープがないので、燃やすごみやプラスチック資源など、自治体によって区分が違います。
ビデオテープの手放し方は、ビデオデッキ・VHSデッキの捨て方もあわせて確認できます(VHSテープの捨て方も載っています)。CDやそのラックは、CDラック・DVDラックの捨て方も参考になります。メディアの種類によって区分が違うので、分けて確かめましょう。
まだ価値のあるものは買取で
カセットテープの中には、買取の対象になるものもあります。とくに、廃盤になったアルバムや、希少なアーティストの音楽テープ、未開封のものは、コレクター需要があり、中古でも価値がつくことがあります。リサイクルショップや、音楽メディアを扱う買取店、フリマアプリが選択肢です。
売れるのは、おもに市販の音楽テープです。自分で録音したテープ(エアチェックや個人録音)は、基本的に値がつかないので、燃やすごみで手放します。大量にあるときは、市販の音楽テープと、個人録音のテープを分けて、市販のものだけ買取を検討すると効率的です。値がつかないものは、テープを燃やすごみ、ケースを資源に分けて手放しましょう。
処分する前にやっておくこと
カセットテープを手放す前に、次の点を確認しておくとスムーズです。
- 本体とケースを分ける:テープは燃やすごみ、ケースはプラスチック資源へ。
- 中身を確認:大切な録音や個人情報が入っていないか、再生して確かめる。
- 残したい音はデジタル化:再生機が動くうちに、データに変換しておく。
本体とケースを分け、中身を確かめるというひと手間で、迷わず、安心して手放せます。残したい音は、デジタル化してから捨てると後悔しません。
やってはいけない捨て方
カセットテープの処分で気をつけたい点は次のとおりです。
- 不燃ごみやプラ資源にそのまま出す:テープが機械にからまります。多くの自治体で燃やすごみです。
- 中身を確かめずに捨てる:大切な録音や個人情報が残ることがあります。確認してから出します。
- ケースと一緒に燃やすごみへ:ケースはプラスチック資源に分けられる地域が多いです。分けて出します。
本体とケースを分け、中身を確かめれば、迷わず手放せます。
再生機(ラジカセ・カセットデッキ)も一緒に手放すとき
カセットテープを手放すときは、再生していたラジカセやカセットデッキも一緒に出てくることがあります。テープは燃やすごみ、再生機は小型家電・粗大ごみ、と分けて手放します。ただし、前述のデジタル化をしたい場合は、再生機が動くうちにテープを変換してから、機器を手放すと安心です。
ラジカセやCDラジカセの捨て方は、ラジカセ・CDラジカセの捨て方もあわせて確認できます。再生機とテープを分けて仕分けると、それぞれ正しい区分で出せます。思い出の音を残したい場合は、機器を手放す前にデジタル化を済ませておきましょう。
カセットテープの処分でよくある質問
Q. カセットテープは何ごみで出せばいいですか?
多くの自治体で燃やすごみ(可燃ごみ)です。横浜市・名古屋市とも可燃で、横浜市はケースをプラスチック資源に分けます。硬いプラスチックですが、テープが機械にからまるため例外的に燃やすごみです。
Q. ケースはどうしますか?
テープ本体と分けて、プラスチック資源として出せる自治体が多いです(横浜市もこの扱い)。紙のインデックスは古紙・雑がみへ。ケース・テープ・紙を分けると分別がきれいです。
Q. 録音を残したいです。
カセットデッキやラジカセが動くうちに、パソコンにつないでデジタル化するか、ダビング店に頼みます。テープは劣化するので早めがおすすめです。デジタル化後は燃やすごみへ。
Q. 大量にあるときは?
まとめて燃やすごみに出せますが、重いので何回かに分けると出しやすいです。ケースは資源へ。市販の音楽テープは買取の対象になることもあるので、捨てる前に確かめると無駄になりません。
Q. 古い音楽テープは売れますか?
廃盤や希少なアーティスト、未開封のものはコレクター需要で価値がつくことがあります。自分で録音したテープは基本的に値がつかず、燃やすごみで手放します。
まとめ:本体は燃やすごみ、ケースは分けて
カセットテープの処分は、テープ本体を燃やすごみ、ケースをプラスチック資源に分けるのが基本です。横浜市・名古屋市とも本体は可燃で、横浜市はケースをプラスチック資源にします。硬いプラスチックなのに燃やすごみなのは、テープが破砕機にからまるのを防ぐためです。
手放す前に、大切な録音や個人情報が入っていないかを確かめます。家族の声や思い出の音は、再生機が動くうちにデジタル化しておくと安心です。廃盤や希少な音楽テープは買取の対象になることも。ビデオテープやCDとは区分が違うので、メディアの種類で分けて確かめましょう。ラジカセやCDラックなど、ほかのメディアまわりとまとめて見直すと、片づけが進みます。
同じく生産終了が近づくメディアのMDは「MDプレーヤー・MDの捨て方」も参考にしてください。
家財をまとめて処分したいときは、こちらも参考にしてください。
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