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押し入れの整理で出てきたMDウォークマンとディスクの束。「これは何ごみ?」と手が止まる方は少なくありません。MDプレーヤーは金属や基板を含む小型家電、MDディスクはプラスチックに包まれた光磁気ディスクで、自治体のごみ区分はそれぞれ別に設定されています。この記事では、横浜市と名古屋市の公式情報を軸に、本体・コンポ・ディスクの出し方と費用、買取やデジタル化という手放し方まで一度に整理します。
MDの処分は「本体」と「ディスク」を分けて考える
名古屋市の「ごみ・資源分別検索」では、MDプレーヤーは「小型家電」、MD(ミニディスク)は「可燃ごみ」と、はっきり別の区分で示されています。本体は電気・電池で動く製品としてリサイクル回収の対象になる一方、ディスクは記録メディアとして一般ごみ側の扱いです。プレーヤーとディスクを同じ袋にまとめて出すと収集されずに残ることもあるため、まず「本体」「ディスク」「プラケース」の3つに仕分けるのが出発点です。ACアダプタやリモコン、接続コードは本体側のグループとして扱います。
本体の出し方①:小型家電回収ボックスなら無料
横浜市では、区役所や資源循環局の収集事務所、一部スーパーなどに小型家電回収ボックスが設置されており、投入口(30cm×15cm)に入る長さ30cm未満の電気・電池で動く製品を無料で出せます。ポータブルMDプレーヤーは手のひらサイズなので、この基準に収まる機種がほとんどです。袋に入れたままの投入はリサイクルの支障になるため、本体だけを直接入れます。一度投入した製品は返却されない運用で、ACアダプタや接続コードなどの部品類はまとめて入れてよいと案内されています。
名古屋市の回収ボックスは「縦15cm×横40cm×奥行25cm以下」の小型家電が対象で、区役所・環境事業所のほか総合スーパーにも設置されています。各施設の営業時間内ならいつでも利用でき、料金はかかりません。一度投入したものは取り出せないため、スロットにディスクが残っていないか先に確認しておきましょう。
取り外せる電池・充電池は外してから出すのが両市共通のルールです。とくに横浜市は、リチウムイオン電池などのバッテリー内蔵製品を燃やすごみへ混ぜないよう強く呼びかけています。収集車の火災が相次いでいるためで、取り外した充電池は黄色い回収缶(小型充電式電池リサイクルボックス)へ。同じ音響機器でも、ラジカセの捨て方は電池まわりの注意点が少し異なるので、あわせて確認してみてください。
本体の出し方②:ボックスに入らない・使えない場合
横浜市のごみ分別辞典「ミクショナリー」では、MDプレーヤー(ポータブルタイプ)は「小さな金属類」、据え置きタイプも30cm未満なら同じく小さな金属類で、30cm以上のものは粗大ごみと案内されています。プラスチック製の筐体は燃やすごみ側になるという注記も添えられており、素材によって行き先が変わる点が横浜市らしいところです。
名古屋市では、回収ボックスを利用できない場合は不燃ごみへ。縦15cm×横40cm×奥行25cmを超えるサイズは粗大ごみの扱いになります。どちらの市も「小型家電回収が最優先、無理なら金属系・不燃系のごみ、大きければ粗大ごみ」という三段構えで覚えておくと迷いません。
MDコンポ・大型機は粗大ごみ:横浜市・名古屋市の手数料
横浜市の粗大ごみは「金属製品は30cm以上・それ以外は50cm以上」が基準で、オーディオコンポは粗大ごみに区分されています。申込みは粗大ごみ受付センター(電話0570-200-530)のほか、インターネット・LINE・チャットでも受け付けており、手数料は品目ごとにインターネット受付の品目一覧で確認できます。支払いは取扱店で収集シールを購入する従来の方式に加え、インターネットやLINEからの申込みなら電子決済も選べるようになっており、シールを買いに行かずに完結させることもできます。時期によっては申込みから収集まで2週間ほど待つ場合があるとされているため、引越しなど期限がある処分は早めの申込みが無難です。
名古屋市の「粗大ごみ手数料のめやす」では、ミニコンポ250円、ミニコンポを除くステレオセット1,000円、ラジカセ250円と単価が明示されています。申込先は粗大ごみ受付センター(0120-758-530)で、インターネット受付もあります。なお、収集日が2026年10月1日以降となる分から手数料の改定が予定されているため、先延ばしにするなら金額の再確認を。同じAV機器の粗大ごみ処分はビデオデッキの捨て方でも申込みの流れを詳しく解説しています。
自治体以外の窓口:宅配回収・家電量販店の店頭回収
横浜市では、国の認定事業者による回収ルートも公式ページで案内されています。リネットジャパンリサイクル(愛知県大府市)は横浜市を対象地域として宅配便によるパソコン・小型家電回収を行っており、申し込むと宅配業者が箱ごと引き取りに来る仕組みです。MDプレーヤーとコード類、ほかの小型家電を1箱にまとめて出せるため、回収ボックスの設置場所まで持って行きにくい人に向いています。
また、市内のケーズデンキ・エディオン・ヨドバシカメラの一部店舗では、認定事業者の委託による店頭回収を実施しています(一部品目は有料・ボックス方式ではなく店頭での引き渡し)。イオンやイトーヨーカドーといった総合スーパーの店頭に市の回収ボックスが置かれている例もあり、買い物ついでに手放せる選択肢が広がっています。
MDディスクの捨て方:ケースの扱いが市で分かれる
ディスク本体の区分は市によって表現が分かれます。横浜市はMD(ケース含む)を燃やすごみとしており、プラケースごと出せる案内です。一方の名古屋市は、MD本体を可燃ごみ、プラスチックケースはプラスチック資源へと分けるよう求めています。同じMDでも「ケース込みで燃やすごみ」「ケースだけ資源」に割れるわけで、枚数が多い人ほど自分の自治体のルール確認が効いてきます。
なおMDは、直径約6.4cmの光磁気ディスクを樹脂カートリッジに収めた構造です。名古屋市で資源になるのはカートリッジではなく外側の収納ケースのほうなので、混同しないよう注意してください。録音済みMDの中身が気になる場合は、シャッターを開けて内部のディスク面に深い傷を数本つけておくと読み取りが難しくなるとされています。数十枚単位で処分するときは、袋が破れないよう小分けにして出すと収集時のトラブルを避けられます。
タイプ別チェック:ポータブル・コンポ・カーMD
- ポータブルMD(MDウォークマンなど): ほぼ全機種が回収ボックスの投入基準内。ガム型充電池や乾電池は外して電池回収へ。
- MDコンポ・システムコンポ: 本体・スピーカーとも粗大ごみ申込みが基本。セットか単品ごとかで手数料の数え方が変わる場合があるため、受付時に品目を伝えて確認を。
- カーMDデッキ: 車から取り外した状態なら小型家電サイズに収まることが多い機器です。取り外し自体はカー用品店や整備工場に依頼する例が一般的で、横浜市ではコード類も小型家電としてまとめて出せます。
捨てる前に:録音MDはデジタル化を検討
ソニーは2025年1月23日、録音用ミニディスクを含む記録メディア全モデルの生産を2025年2月で終了すると発表し、後継製品はないとしています。MDウォークマンの出荷終了(2011年)からも長い年月が経ち、再生できる機器は今後さらに手に入りにくくなる見込みです。
ライブ録音、ラジオのエアチェック、家族の声——ディスクに残した音源は、手元のプレーヤーが動くうちに救い出しておきたいところです。取り込み方法は機種で異なり、多くのMD機はヘッドホン端子やライン出力からパソコンへ実時間で録音する形になりますが、ソニーのHi-MD対応ウォークマンの一部にはUSB経由で転送できるモデルもあるとされています。手元の機種が動かなくても、ダビング専門店はMDデッキを備えていることが多く、1枚単位で依頼できます。似た事情を抱えるカセットテープの捨て方でも触れていますが、「再生環境ごと失われる前に音だけ救出する」という順番が、この世代のメディア整理の鉄則といえます。
SONY・KENWOODなどの動作品は買取も
生産終了の発表以降、動作するMD録再機は中古オーディオ市場で指名買いされる存在になりつつあるとされています。特にSONYのHi-MD対応機やMDウォークマンの録音対応モデル、KENWOODやONKYOのMDコンポは、動作品でリモコン・ACアダプタなどの付属品がそろっていると査定が伸びやすい傾向です。再生専用機より録音・編集に対応した機種のほうが探している人が多い傾向で、未開封の録音用MDディスクに値が付く例も見られます。ごみとして出す前に、型番で中古相場を検索してみる価値はあります。オークションの出品が面倒なら、オーディオ買取店の宅配査定という手もあります。
量が多いなら不用品回収業者も選択肢
コンポ一式にスピーカー、ディスク数百枚といった規模になると、分別と粗大ごみ申込みの手間が一気に増えます。引越しや遺品整理と重なる場合は、不用品回収業者にまとめて引き取ってもらう方法も現実的です。
ただし名古屋市は、市の許可のない回収業者に粗大ごみなどの処分を頼まないよう公式サイトで注意喚起しています。「無料回収」をうたう街宣車や投げ込みチラシではなく、所在地・連絡先と許可や提携の内容を明示している業者を選んでください。見積もりの段階で品目と点数を伝え、金額を書面で残してもらうと安心です。
まとめ:MD処分の判断フロー
- 動作する → 型番で相場を検索し、買取・譲渡を検討
- 動かない小型機 → 小型家電回収ボックスへ無料投入(横浜市は長さ30cm未満、名古屋市は縦15×横40×奥行25cm以下)
- コンポ・大型機 → 粗大ごみを申込み(名古屋市はミニコンポ250円、ステレオセット1,000円のめやす)
- MDディスク → 横浜市はケース込みで燃やすごみ、名古屋市は可燃ごみ+ケースはプラスチック資源
- 大量・急ぎ → 許可の明確な回収業者にまとめて依頼
録音MDのデジタル化だけは、本体を手放す前に済ませておきましょう。ディスクと機械は捨てられても、そこに入っていた音は買い直せません。
家財をまとめて処分したいときは、こちらも参考にしてください。
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