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印刷がかすれるようになった、スマホ印刷に乗り換えて使わなくなった――プリンターを手放すとき、悩ましいのが「本体・インク・ケーブル」をどう分けて捨てるかです。プリンターは家電リサイクル法4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)ではなく小型家電リサイクル法の対象で、一律のリサイクル料金はかかりません。ただし、インクカートリッジは本体と別ルートで回収する仕組みがあり、FAX付き複合機には個人情報が残っていることも。この記事では、プリンターの処分方法を6つに整理し、インクの正しい捨て方から買取相場まで解説します。
プリンターの処分方法は大きく6つ
プリンターの主な処分方法は次の6つです。サイズ・状態・メーカーで向き不向きが変わります。小型家電リサイクル法の対象品目をどう回収するかは自治体ごとに決められています。
- 自治体の粗大ごみに出す(家庭用複合機の基本ルート・数百円〜)
- 自治体の不燃ごみに出す(モバイル機など30cm以下)
- 小型家電回収ボックスに入れる(投入口に入る小型機)
- 家電量販店の引き取り・下取りを使う(1,100円目安)
- 売る・譲る(買取・フリマ・ジモティー)
- 不用品回収業者に依頼する(複数品・搬出)
同じデジタル機器では、パソコンの処分方法(こちらはPCリサイクル法・データ消去が肝)やモニターの処分方法とあわせて片付ける方が多い品目です。全体を比べたい方は不用品の処分方法を比較したまとめ記事もどうぞ。
まず確認:プリンターは何ごみ?複合機は粗大ごみが基本線
多くの自治体は一辺30cmを境に不燃ごみと粗大ごみを分けています。家庭用のインクジェット複合機(スキャナー付き)は横幅35〜45cm程度の機種が大半で、粗大ごみ側に入ります。不燃ごみで出せるのは、モバイルプリンターやコンパクトなフォトプリンターなど30cm以下の小型機に限られます。
レーザープリンターや大型のビジネス複合機は重量もあるため、粗大ごみの料金区分が高めに設定されている場合があります。なお、事業で使っていたプリンターは家庭ごみではなく産業廃棄物の扱いになることがあるので、法人・個人事業の備品は自治体に確認してください。
【準備】インクを外す・個人情報を消す・ケーブルをまとめる
1つ目はインク・トナーの取り外しです。インクカートリッジを装着したまま捨てると、運搬中にインクが漏れて周囲を汚すことがあります。本体から外し、後述の回収ルート(郵便局の回収箱など)へ分けて出しましょう。
2つ目は個人情報の初期化です。FAX付き複合機には電話帳・送受信履歴が、Wi-Fi対応機にはネットワーク設定(SSID・パスワード)が残っています。スキャンデータを本体メモリに保存できる機種もあります。売る・譲る前はもちろん、捨てる前にも本体の設定メニューから初期化(オールクリア)を実行しておくと安心です。パソコンのデータ消去と同じ発想で、デジタル機器は「消してから手放す」が基本です。
3つ目はケーブル類の整理です。電源ケーブル・USBケーブルは本体とまとめ、売る場合は取扱説明書・セットアップCD・予備インクもそろえておくと査定が伸びやすくなります。
【方法1】自治体の粗大ごみに出す(家庭用複合機の基本ルート)
30cmを超える家庭用プリンター・複合機は粗大ごみです。電話やインターネットで申し込み、処理券(数百円程度が目安)を貼って指定日に出します。年末や3月の引っ越しシーズンは収集まで2〜3週間かかる地域もあるため、早めの申し込みが安心です。自己搬入に対応する自治体なら収集より安く済むこともあります。
【方法2】自治体の不燃ごみに出す(モバイル機・30cm以下)
モバイルプリンターやコンパクトフォトプリンターなど、一辺30cm以下の機種は不燃ごみとして出せる自治体が多いです。費用はかかりません。インクを外し、指定袋に入れて収集日に出してください。充電式のモバイル機はリチウムイオン電池内蔵の場合があるため、電池の扱いは自治体の案内に従いましょう。
【方法3】小型家電回収ボックスに入れる(小型機のみ)
市役所・スーパー・家電量販店などの小型家電回収ボックスは、投入口(15×30cm程度の例が多い)に入るサイズなら無料です。標準的な複合機は入らないため、モバイル機向けの選択肢です。プリンターを対象品目から外している自治体もあるので、設置場所とあわせて自治体サイトで確認してください。
【方法4】家電量販店の引き取り・下取りを使う(1,100円目安)
ヤマダデンキ・ケーズデンキ・ヨドバシカメラなどの家電量販店は小型家電の有料引き取りを行っており、プリンターは店頭持ち込みで1,100円前後が目安です。買い替えと同時なら、新しいプリンターの配送時に引き取ってもらえる場合や、下取りキャンペーンで値引きになる場合もあります。条件・料金は店舗や時期で変わるため、購入前に確認しましょう。
【方法5】売る・譲る(買取・フリマ・ジモティー)
動くプリンター、特に製造5年以内のエプソン・キヤノン・ブラザー機は売却が選択肢になります。エコタンク(エプソン)・ギガタンク(キヤノン)など大容量インクモデルや、A3対応・ビジネスインクジェットは中古需要が強く、数千円〜1万円超の査定例もあります。普及帯の複合機は数百円〜数千円が目安です。
フリマに出すときは、型番・印刷品質(テスト印刷の写真)・インク残量・付属品を明記すると取引がスムーズです。プリンターは年末の年賀状シーズン前に需要が伸びるため、売り時としても狙い目です。ジモティーなら直接引き渡しで送料がかからず、重い複合機でも手放しやすくなります。
【方法6】不用品回収業者に依頼する(引っ越しなどでまとめて)
引っ越しや大掃除でプリンター以外にも処分品が多いときは、不用品回収業者にまとめて依頼すると分別から搬出まで一度に済みます。プリンター1点だけの依頼は割高になりやすいので、パソコンや家具とまとめて見積もりに出すのが基本です。
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インクカートリッジ・トナーの正しい捨て方(本体と別ルート)
使用済みインクカートリッジは、ブラザー・キヤノン・エプソン・日本HPが共同で行う「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の回収箱に入れるのがいちばん確実です。回収箱は全国約3,600の郵便局や一部の自治体施設に設置されており、無料で出せて各メーカーがリサイクルします。自治体が独自にインクカートリッジの回収ボックスを設けている地域(横浜市・品川区など)もあります。
回収箱が近くにない場合は、可燃ごみ・不燃ごみどちらに出すか自治体の品目一覧で確認を。レーザープリンターのトナーカートリッジは郵便局の回収箱の対象外のため、各メーカーの回収プログラム(無料の宅配回収など)か、購入店の回収を利用しましょう。掃除機の紙パックと違い、インク類は資源として回収する仕組みが整っているので、本体と一緒に捨てずに分けるのがポイントです。
プリンターの買取の目安と状況別の選び方(早見表)
買取が伸びやすいのは、エプソンのエコタンク搭載機、キヤノンのG系(ギガタンク)、ブラザーのA3対応複合機など、ランニングコストの安い人気モデルです。年式が新しいほど有利で、予備インク付きは査定が上がりやすくなります。
| プリンターの状況 | 向いている方法 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 家庭用複合機(30cm超)・壊れている | 粗大ごみ | 数百円〜 |
| モバイル機・フォトプリンター | 不燃ごみ/回収ボックス | 無料 |
| エコタンク等の人気機種・5年以内 | 買取査定→フリマ | 収入になる可能性 |
| 買い替えと同時 | 量販店の引き取り・下取り | 1,100円前後〜 |
| 引っ越しなどで他の品もまとめて | 不用品回収業者 | 見積もりによる |
迷ったら「動くか」「5年以内の人気機種か」で絞り込みましょう。動くプリンターに処分費用をかける前に、査定で値段を確かめるのがおすすめです。
よくある質問
プリンターは何ごみですか?
家庭用の複合機は30cmを超えるため粗大ごみになる自治体が多いです。モバイルプリンターなど30cm以下の小型機は不燃ごみで出せる場合があります。品目一覧で「プリンター」を確認してください。
インクを入れたまま捨ててもいいですか?
カートリッジは外してから出すのがマナーです。装着したままだと運搬中にインクが漏れることがあります。外したカートリッジは郵便局の回収箱(里帰りプロジェクト)や自治体の回収ボックスへ出しましょう。
トナーカートリッジはどう捨てますか?
レーザープリンターのトナーは郵便局の回収箱の対象外です。各メーカーが無料の回収プログラム(宅配回収・回収拠点)を用意しているので、メーカーサイトで申し込むのが確実です。自治体で出す場合は区分を品目一覧で確認してください。
壊れたプリンターでも売れますか?
印刷できない状態での買取は難しいことが多いです。人気機種なら「ジャンク・部品取り」と明記してフリマで売れる例もありますが、基本は粗大ごみでの処分を考えましょう。
FAX付き複合機の電話帳はどう消しますか?
本体の設定メニューにある「初期化」「オールクリア」「出荷時設定に戻す」などを実行すると、電話帳・履歴・ネットワーク設定をまとめて消去できます。操作名は機種で異なるため、取扱説明書かメーカーサイトで確認してください。
まとめ:本体・インク・データを分けて手放そう
プリンターの処分は「本体は粗大ごみ(小型機は不燃ごみ)」「インクは郵便局の回収箱」「個人情報は初期化してから」の3点を分けて考えるとスムーズです。エプソン・キヤノン・ブラザーの5年以内の人気機種は、処分の前に買取査定で値段を確かめるのがおすすめ。パソコンと一緒に手放すならパソコンの処分方法、掃除機など他の小型家電とまとめるなら処分方法の比較記事もあわせてどうぞ。