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在宅ワークの普及で使う機会が増えたオフィスチェアですが、買い替えや引っ越しのときに「どう捨てればいいの?」と迷う品目です。オフィスチェアは座面・背もたれ・キャスター・ガスシリンダー(高さ調整の部品)など複数のパーツからできていて、とくにガスシリンダー付きのものは処分に注意が必要です。一方で、人気メーカーのチェアは中古需要が高く、買取で手放せることもあります。
この記事では、オフィスチェアの処分方法を6通りに整理し、費用の目安、ガスシリンダーの注意点、ブランド別の買取相場、学習椅子や事業用チェアの扱いまでまとめて解説します。自分の状況に合った方法を選んでいきましょう。
オフィスチェアを処分する前に確認すること
オフィスチェアをスムーズに手放すために、まず次の3点を整理しておきましょう。
1. 家庭用か事業用(法人)か
処分ルートは、誰が使っていたかで変わります。家庭で使っていたオフィスチェアは粗大ごみなどで処分できますが、会社・事務所から出たものは「産業廃棄物」となり、許可を持つ業者に依頼する必要があります。くわしくは後の章で解説します。
2. ガスシリンダーの有無
座面の高さをレバーで調整できるタイプは、ガスシリンダーという圧縮ガスが入った部品を使っています。この部品があると処分方法が変わる場合があるため、まず確認しておきましょう。学習椅子のように木製でネジ式の高さ調整のものは、ガスシリンダーがないため比較的かんたんに分解できます。
3. メーカー・状態
アーロンチェア(ハーマンミラー)やエルゴヒューマン、オカムラなどの人気メーカーは、中古でも需要があります。動作(昇降・リクライニング)に問題がないか、座面の破れや汚れがないか、付属品がそろっているかを確認しておくと、売る・譲るの判断がしやすくなります。
【方法1】自治体の粗大ごみに出す(費用の目安)
家庭で使っていたオフィスチェアは、多くの自治体で粗大ごみとして出せます。処理手数料の目安は300〜1,000円程度で、地域によって異なります。手順は、粗大ごみ受付センターに電話または申し込みサイトで予約し、手数料分の粗大ごみ処理券(シール)を購入して貼り、指定日に指定場所へ出す、という流れです。
ただし注意点があります。ガスシリンダー付きのチェアは、例外として粗大ごみでは回収していない自治体もあります。申し込みの前に、ガスシリンダー付きでも出せるか、お住まいの自治体に確認しておきましょう。クリーンセンターへ自分で持ち込むと、手数料が安くなる自治体もあります。
【方法2】解体して家庭ごみに出す(分別と注意点)
手間はかかりますが、解体して家庭ごみに出せば、費用を抑えて処分できる場合があります。オフィスチェアは、座面や背もたれの布・ウレタンは可燃ごみ、フレームやキャスター、脚の金属・プラスチックは不燃ごみ、というように素材ごとに分けられます。一辺がおおむね30cm以下になるように分解すれば、家庭ごみとして出せる自治体もあります。
ただし、ガスシリンダー付きのチェアは構造が複雑で分解が難しく、ガスシリンダー自体の扱いにも注意が必要です(次の専用の章でくわしく解説します)。また、解体して小さくしても元のサイズで粗大ごみと判定する自治体もあるため、分解前にルールを確認しましょう。金属やプラスチックを切る作業ではけがをしやすいので、軍手を着けて慎重に進めてください。
【方法3】リサイクルショップ・買取に出す(ブランドチェア)
状態がよく、昇降やリクライニングがきちんと動くオフィスチェアは、リサイクルショップや家具・オフィス家具の買取業者で売れることがあります。とくにアーロンチェア、エルゴヒューマン、オカムラ、コクヨなどの人気メーカーは、在宅ワーク需要の高まりもあり、値がつきやすい傾向です。大きくて運びにくいので、出張買取に対応した業者を選ぶと負担が軽くなります。
一方で、ノーブランドの普及モデルや、座面の破れ・ガスシリンダーの不具合があるものは、買取がつきにくい点に注意が必要です。査定では、メーカー・モデル、製造年の新しさ、動作状況、座面やアームの状態が評価されます。具体的な相場は後の章で紹介します。
【方法4】フリマアプリ・オークションで売る
メルカリやラクマなどのフリマアプリ、ネットオークションは、自分で価格を決めて売れる方法です。人気メーカーのチェアは、買取業者より高く売れることもあります。メーカー・型番・製造年・動作状況を写真と説明文でしっかり伝えると、購入につながりやすくなります。
気をつけたいのは送料です。オフィスチェアは大きく重さもあるため配送料が高くなりやすく、利益が思ったより残らないこともあります。送料を出品者が負担する場合は価格に含めて設定し、近所での手渡しを前提にできる地域密着型のサービスと使い分けると、負担を抑えられます。
【方法5】知人へ譲る・寄付する
まだ十分使えるオフィスチェアは、必要としている人に譲る方法があります。新生活や在宅ワークを始める知人に声をかけるほか、ジモティーのような地域の掲示板サービスを使えば、近所で引き取り手が見つかることもあります。手渡しを前提にすれば、送料の負担もありません。福祉施設や支援団体が家具の寄付を受け付けている場合もあります。
譲る前には、昇降やリクライニングが正常に動くかを確認し、座面やアームの汚れを拭き取っておきましょう。ガスシリンダーの不具合や座面の大きな破れなど、使ううえで支障があるものは、譲らずに処分するほうが安心です。清潔な状態に整えておくと喜ばれます。
【方法6】不用品回収業者に依頼する
「自分で運ぶのが大変」「ガスシリンダー付きで処分方法が分からない」「机など他の不用品もまとめて片付けたい」という場合は、不用品回収業者に依頼する方法が便利です。自宅まで引き取りに来てくれるため、重いチェアを運び出す手間がかかりません。デスクやタンスなど、ほかの家具と一緒に回収してもらえるのも利点です。状態のよいものは買取に対応する業者もあり、処分費と相殺できることもあります。
関東エリアで出張回収を頼みたい方は、料金がわかりやすい業者で無料見積もりを取り、内容を比べてから決めると安心です。下のボタンから、対応エリアや料金の目安を確認できます。
オフィスチェアや家具をまとめて引き取ってほしい方へ(関東エリア)
ガスシリンダー付きのオフィスチェアや、デスク・タンスなど他の家具も一緒に手放したい方、運び出しを任せたい方には、出張対応の不用品回収業者が便利です。まずは無料見積もりで、あなたの希望に合うプランと料金の目安を確認してみましょう。
ガスシリンダー付きチェアの注意点
レバーで高さ調整するオフィスチェアの多くは、座面の下にガスシリンダーという部品が付いています。中には圧縮されたガスが封入されており、無理に分解したり、穴を開けたりすると、ガスや部品が勢いよく飛び出して、けがや事故につながるおそれがあります。安全のため、自分でガスシリンダーを抜いたり切断したりするのは避けてください。
ガスシリンダー付きのチェアを処分するときは、ガスシリンダーが付いたままでも回収できるか自治体に確認するのが基本です。粗大ごみで受け付けていない自治体の場合は、不用品回収業者や、購入店・メーカーの引き取りサービスを利用すると、専門の知識をもって安全に処理してもらえます。分解に慣れていない場合は、無理をせずプロに任せるのが安心です。
事業用(法人)のオフィスチェアは産業廃棄物
同じオフィスチェアでも、会社や事務所など事業活動から出たものは、家庭ごみや粗大ごみには出せません。事業用の不用品は「産業廃棄物(または事業系一般廃棄物)」として扱われ、ガスシリンダーの有無にかかわらず、産業廃棄物の収集運搬や処分の許可を持つ業者に依頼して処理する必要があります。
オフィスの移転や閉鎖でまとまった数を処分する場合は、オフィス家具の買取とあわせて対応してくれる業者もあります。状態のよいブランドチェアは買取で費用を抑えられることもあるため、処分の前に見積もりを取って比べるとよいでしょう。なお、家庭で個人的に使っていたチェアは、事業用にはあたらず、粗大ごみなどで処分できます。
ブランド別のオフィスチェア買取相場
オフィスチェアの買取相場は、メーカーやモデル、年式、状態によって大きく変わります。一般的なモデルは1,000〜3,000円前後ですが、人気ブランドはより高く評価されます。代表的なメーカーの傾向は次のとおりです。
- アーロンチェア(ハーマンミラー):中古でも高値がつく定番。クラシックで〜60,000円前後、リマスタードで〜70,000円前後、状態がよいものは40,000〜100,000円の買取例も見られます。
- エルゴヒューマン:ベーシックモデルで〜20,000円前後、プロモデルで〜40,000円前後が目安です。
- オカムラ:年式が5年以下のもので20,000〜30,000円ほどで買い取られることもあります。
- ノーブランド・普及モデル:流通量が多く、買取がつきにくい傾向です。
製造年が新しいものほど高く評価されやすいのが一般的です。あくまで目安であり、実際の金額は時期や店舗、在庫状況で変わるため、複数の業者で査定を比べると相場感がつかみやすくなります。
注意:違法な「無料回収」業者に気をつける
「無料で回収します」とうたいながら、軽トラックで巡回したり、チラシを配ったりする業者の中には、自治体の許可を得ていない違法な事業者が混じっていることがあります。あとから高額な料金を請求されたり、回収した不用品が不法投棄されたりするトラブルも報告されています。
不用品回収を頼むときは、一般廃棄物収集運搬の許可や古物商の許可があるか、料金体系が明確か、会社の所在地や連絡先がはっきりしているかを確認しましょう。見分け方は、悪質な不用品回収業者の見分け方でくわしく解説しています。あわせて、各方法の費用や手間を比べたい方は不用品の処分方法の比較も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. オフィスチェアは何ごみで捨てればよいですか?
家庭で使っていたものは、多くの自治体で粗大ごみに分類され、手数料は300〜1,000円程度が目安です。ただしガスシリンダー付きは回収していない自治体もあるため、事前に確認してください。会社から出たものは産業廃棄物となり、許可業者への依頼が必要です。
Q2. ガスシリンダーは自分で外して捨ててよいですか?
ガスシリンダーには圧縮ガスが入っており、無理に外したり穴を開けたりすると飛び出して危険です。自分で分解せず、ガスシリンダー付きのまま回収できるか自治体に確認するか、不用品回収業者やメーカーの引き取りに任せましょう。
Q3. 学習椅子(子供用チェア)はどう処分しますか?
木製でネジ式の学習椅子はガスシリンダーがなく、分解しやすいのが特徴です。粗大ごみのほか、30cm以下に分解できれば家庭ごみで出せる自治体もあります。状態のよいブランド品は、買取や譲渡も検討できます。
Q4. 古いオフィスチェアでも売れますか?
アーロンチェアなどの人気メーカーは、年数が経っていても買取がつくことがあります。ノーブランドや座面の傷みが大きいものは値がつきにくいため、粗大ごみや不用品回収業者での処分を検討しましょう。
Q5. デスクなど他の家具もまとめて処分できますか?
不用品回収業者なら、デスクやタンスなどもまとめて回収してもらえます。買取に対応する業者であれば、状態のよいものは買い取ってもらえる場合もあります。
椅子のなかでも特に重いマッサージチェアの処分は、マッサージチェアの処分方法6選で搬出の注意点まで詳しく解説しています。
まとめ
オフィスチェアの処分は、まず家庭用か事業用かを分け、ガスシリンダーの有無を確認することが大切です。家庭用は粗大ごみや解体、事業用は産業廃棄物として許可業者に依頼します。ガスシリンダーは無理に自分で抜かず、安全を優先しましょう。状態がよくメーカー品のものは、アーロンチェアやエルゴヒューマン、オカムラを中心に、買取やフリマ、譲渡で手放せます。
デスクまわりをまとめて整理するなら、学習机・デスクの処分方法やタンス・食器棚の処分方法もあわせて確認すると効率的です。引っ越しにあわせて片付けるなら引っ越しの不用品処分も参考に、あなたの状況に合った方法で進めましょう。