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引っ越しや解約で使わなくなったウォーターサーバー。粗大ごみに出す前に、まず確認してほしいのが「そのサーバー、レンタルではありませんか?」という点です。ウォーターサーバーの多くはレンタル契約で、所有者はメーカー。勝手に処分すると弁償トラブルになりかねません。一方、購入したサーバーなら粗大ごみや売却で手放せます。この記事では、ウォーターサーバーの処分方法を5つに整理し、解約・返却の流れ、水抜きの正しい手順、フロン使用モデルの注意点、空ボトルの分別まで解説します。
処分の前に:レンタルか購入かで出口がまったく違う
ウォーターサーバーは「水の定期購入+サーバーレンタル」という契約形態が主流です。レンタル機の所有者はメーカーなので、解約手続きをしてメーカーに返却するのが唯一の正しい出口。粗大ごみ・売却・譲渡はできません。これに対し、買い切り型のサーバーや量販店で購入した卓上サーバーは自分の持ち物なので、粗大ごみ・売却など通常の処分ルートが使えます。
どちらか分からない場合は、契約書類・メーカーのマイページ・本体ラベルを確認しましょう。月額のサーバー代や水の定期便を払っているならレンタルです。以降は「レンタル=方法1」「購入機=方法2〜5」と分けて読み進めてください。
ウォーターサーバーの処分方法は大きく5つ
- レンタル機:解約してメーカーに返却する(唯一のルート)
- 購入機:自治体の粗大ごみに出す(数百〜1,000円前後)
- 購入機:売る・譲る(卓上型は売りやすい)
- 乗り換えキャンペーンを使う(解約金を他社が負担する例)
- 購入機:不用品回収業者に依頼する(引っ越しでまとめて)
同じ「水まわり・コンプレッサー系」の家電では、加湿器・除湿機の処分方法や冷蔵庫の処分方法も解説しています。全体を比べたい方は処分方法の比較記事もどうぞ。
【準備】水抜きの手順(やけど注意・前日から計画的に)
返却でも処分でも、共通して必要なのが水抜きです。手順は、①ボトルを外す→②電源プラグを抜いて数時間〜半日置く(温水タンクのお湯が冷めるまで待つ。すぐに抜くとやけどの危険)→③冷水・温水の蛇口から出し切る→④背面のドレンキャップから残り水を排水、の流れです。機種で手順が異なるため、取扱説明書かメーカーサイトの「水抜き方法」を確認してから行いましょう。
水が残ったまま運ぶと、横にした瞬間に内部の水がこぼれて床や車内を濡らしたり、返却時に故障扱いになったりすることがあります。回収日・収集日の前日までに水抜きを終えておくのが安心です。
【方法1】レンタル機:解約してメーカーに返却する
レンタル機の手順は、①マイページか電話で解約を申し込む→②回収日を決める→③水抜き・付属品の確認→④メーカーの回収または配送業者の引き取り、の流れです。注意したいのが最低利用期間と解約金。多くのメーカーは2〜3年の最低利用期間を設けており、期間内の解約では1万〜2万円程度の解約金がかかるのが一般的です。例としてコスモウォーターは2年未満の解約で16,500円、プレミアムウォーターはプラン・機種により1万〜2万円。金額は契約プランで違うため、解約前にマイページか契約書で確認しましょう。
回収方法もメーカーで異なり、スタッフが引き取りに来る方式と、梱包して配送業者に渡す方式があります。梱包資材が送られてくる場合は、元箱がなくても大丈夫です。未使用の水ボトルの扱い(引き取り可否)も合わせて確認しておくとスムーズです。なお、解約の連絡は「次回配送のスキップ締切」前に行うと、不要な水が届くのを防げます。
【方法2】購入機:自治体の粗大ごみに出す(数百〜1,000円前後)
購入したサーバーは粗大ごみに出せます。料金は数百円〜1,000円前後の自治体が多めです。床置き型は高さ1m前後・重さ15〜20kgほどあるので、集積所までの搬出は2人いると安全です。水抜きが済んでいれば横にして運べますが、コンプレッサー式は横倒し後すぐ通電しない(冷蔵庫と同じ理屈)と覚えておくと、譲渡時にも役立ちます。注意点として、冷却方式がコンプレッサー式(フロン使用)のモデルは受け入れ条件が変わる自治体があるため、後述のフロンの項目を確認してから申し込んでください。
【方法3】購入機:売る・譲る(卓上型は売りやすい)
買い切り型で状態がよければ、フリマやリサイクルショップで売る方法もあります。とくに市販のペットボトルを挿して使う卓上型サーバーは、軽くて送りやすく、契約不要で使える手軽さから中古需要があります。床置き型は送料がかさむため、ジモティーでの直接引き渡しが現実的です。出品時は水抜き・タンク内の清掃を済ませ、使用期間と動作状況を明記しましょう。衛生面が気になる買い手が多い商品なので、清潔感のある写真が決め手になります。
【方法4】乗り換えキャンペーンを使う(解約金の負担軽減)
「解約金がネックで動けない」場合は、他社の乗り換えキャンペーンが使えることがあります。多くのメーカーが、他社からの乗り換えで解約金相当額をキャッシュバックする施策を行っており、旧サーバーは元のメーカーに返却、新サーバーが届く、という流れで実質負担を抑えられます。条件(上限額・証憑の提出)はキャンペーンごとに違うため、申し込み前に確認してください。ウォーターサーバー自体をやめたい場合には使えない点だけ注意です。
【方法5】購入機:不用品回収業者に依頼する(まとめて処分)
引っ越しや大掃除で、購入機のサーバーのほかにも処分品が多いときは、不用品回収業者にまとめて依頼すると搬出まで一度に済みます。重い床置き型を階段から下ろせない場合にも有効です。サーバー単体の依頼は割高なので、家電・家具と組み合わせて見積もりに出すのが基本です。レンタル機は業者に出さず、メーカー返却へ。
業者選びには注意が必要です。「無料」をうたって積み込み後に高額を請求する、見積書を出さない、許可番号がはっきりしない業者は避け、料金内訳と作業範囲を書面で確認しましょう。見分け方は悪質な不用品回収業者の見分け方をまとめた記事で解説しています。
コンプレッサー式はフロン使用モデルに注意
ウォーターサーバーの冷却方式には、電子式(ペルチェ式)とコンプレッサー式があり、コンプレッサー式の一部は冷蔵庫と同じくフロンガスを使っています。家電リサイクル法の対象ではありませんが、フロンは適正な処理が必要なため、自治体によっては収集条件が変わったり、専門処理を案内されたりします。除湿機と同じく、自分で配管を切ったり分解したりせず、粗大ごみ申し込み時に「コンプレッサー式のウォーターサーバー」と伝えて指示に従ってください。方式は本体背面のラベルや型番検索で確認できます。
空ボトル・水パックの捨て方
サーバーを手放すと、空ボトルや未開封の水が残りがちです。使い捨てのワンウェイボトル・パックは、つぶしてプラスチック資源(自治体区分に従う)へ。ラベルやキャップの分別ルールはペットボトルと同様です。メーカー回収式のリターナブルボトルは自分で捨てず、返却時に一緒に引き取ってもらいます。未開封の水は飲用・災害備蓄に回すか、賞味期限を確認して生活用水として使い切りましょう。
状況別・最適な手放し方(早見表)
| ウォーターサーバーの状況 | 向いている方法 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| レンタル機(月額契約あり) | 解約→メーカー返却 | 無料〜解約金(期間内解約) |
| 購入機・壊れている | 粗大ごみ(フロン式は要確認) | 数百〜1,000円前後 |
| 購入機・きれい(卓上型など) | フリマ・ジモティー | 無料〜収入 |
| 解約金がネックで他社に変えたい | 乗り換えキャンペーン | 実質負担減 |
| 引っ越しで他の品とまとめて | 不用品回収業者(購入機のみ) | 見積もりによる |
迷ったら「レンタルか購入か」をまず確定させましょう。そこさえ分かれば、進む道は自動的に決まります。
よくある質問
レンタルか購入か分かりません。どう確認すればいいですか?
毎月サーバー代や水の定期購入料を払っていればレンタルです。契約書類・クレジット明細・メーカーのマイページ、本体の管理シールで確認できます。判断がつかなければ、本体ラベルのメーカー名に問い合わせるのが確実です。
解約金はいくらかかりますか?
メーカーとプランによりますが、最低利用期間(2〜3年が多い)内の解約で1万〜2万円程度が相場です(コスモウォーター2年未満16,500円などの公表例)。期間を過ぎていれば無料のことが多いので、契約開始日をまず確認しましょう。
水抜きしても水が出てきます。
タンク内の残り水は背面のドレンキャップからしか抜けない機種が多いです。蛇口から出なくなっても、ドレンを開けると数百ml〜1L程度出てくることがあります。タオルと受け皿を用意し、最後は本体を少し傾けて出し切りましょう。
卓上型のウォーターサーバーは何ごみですか?
購入品の卓上型は、30cmを超えるものは粗大ごみ、超えない小型機は不燃ごみで出せる自治体があります。電気ポットに近いサイズ感なら不燃ごみ圏内のことも。品目一覧とサイズで判断してください。
空ボトルは再利用できますか?
ワンウェイボトルは強度・衛生面から飲用の再利用には向きません。水やりや掃除用の水汲みなど生活用途で使うか、つぶしてプラ資源に出しましょう。リターナブルボトルはメーカーの所有物なので返却します。
まとめ:契約確認→水抜き→ルート決定の3ステップ
ウォーターサーバーの処分は「①レンタルか購入かを確認→②水抜き(温水が冷めてから)→③レンタルは返却・購入機は粗大ごみか売却」の3ステップで迷いません。解約金が気になる場合は乗り換えキャンペーンという選択肢も。コンプレッサー式のフロンだけは自己判断で分解せず、申し込み時に申告してください。冷蔵庫などフロン系家電や、処分方法の比較記事もあわせてどうぞ。