タイヤの処分方法5選|自治体で捨てられない理由と1本あたりの費用相場【2026年版】

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履き替えで余った夏タイヤ、車を手放して残ったスタッドレス。物置や駐車場の隅に積まれたタイヤは、自治体のごみ収集に出せません。タイヤは環境省が指定する「適正処理困難物」で、不燃ごみにも粗大ごみにも該当しないからです。とはいえ処分先は身近にあり、タイヤ交換のついでなら1本数百円で手放せます。この記事では、タイヤの処分方法を5つに整理し、1本あたりの費用相場、製造年と溝で分かる売却判断、ホイール付きの扱いまで解説します。

タイヤは自治体のごみに出せない(適正処理困難物)

タイヤは頑丈で潰れにくく、処理施設での破砕・焼却が難しいため、多くの自治体が「適正処理困難物」として収集対象から外しています。集積所に置いても回収されずに残り、繰り返せば不法投棄とみなされるおそれもあります。同じ「自治体で捨てられない品目」には消火器耐火金庫があり、いずれも専用ルートで手放すのが正解です。タイヤの場合は、販売店・カー用品店・ガソリンスタンドのネットワークがその受け皿になっています。

タイヤの処分方法は大きく5つ

  • タイヤ交換と同時に店で処分する(最安・持ち運び不要)
  • カー用品店・ガソリンスタンド・ディーラーへ持ち込む
  • 中古タイヤ買取店・フリマで売る(溝あり・年式新しめ)
  • ホイール付きのまま査定に出す(アルミ価値で相殺の可能性)
  • 不用品回収業者に依頼する(引っ越しなどでまとめて)

処分方法全体を比べたい方は不用品の処分方法を比較したまとめ記事もどうぞ。まずは手元のタイヤが「売れるか・処分するしかないか」の判定からです。

【準備】売れるか判定:製造年の4桁刻印と溝を見る

タイヤの側面(サイドウォール)には、製造時期を示す4桁の数字が刻印されています。読み方は「前2桁=週・後2桁=年」。たとえば「2523」なら2023年の25週目(6月頃)製造です。中古市場で値が付きやすいのは、おおむね製造4年以内・溝が十分残っているタイヤ。溝の中にあるスリップサイン(▲マークの延長線上の盛り上がり)が露出していたら、売却は難しく処分一択です。

ひび割れ・偏摩耗・パンク修理歴の多いタイヤも値は付きにくくなります。スタッドレスタイヤは溝が残っていれば需要が強く、降雪前の秋〜初冬が売りどきです。この判定で「売れそうにない」となったら、方法1・2の処分ルートに進みましょう。なお、屋外で直射日光に当たって保管されていたタイヤはゴムの劣化が進みやすく、見た目の溝が残っていても査定が伸びないことがあります。保管状態も売却判断の材料になると覚えておくと、期待値のズレを防げます。

【方法1】タイヤ交換と同時に店で処分する(最安・最ラク)

新しいタイヤへの履き替えと同時に、外した古いタイヤをその場で処分してもらう方法です。廃タイヤ処分料は、イエローハットが公式案内で1本250円〜(店舗により330〜440円の例)、オートバックスが330〜550円程度と、大手でも1本数百円の水準です。持ち運びの手間もかかりません。タイヤを買う店(カー用品店・タイヤ専門店・ネット購入の取付店)で交換予約をするときに「廃タイヤ処分込み」の料金を確認しておけば、当日は乗って行って乗って帰るだけ。タイヤ処分のいちばん合理的な形です。ネット通販でタイヤを買って取付店に直送する場合も、予約時に廃タイヤ処分のオプションを付けられることがほとんどなので、注文画面で確認しておきましょう。

【方法2】カー用品店・ガソリンスタンド・ディーラーへ持ち込む

交換を伴わず、保管していたタイヤだけを処分したい場合は持ち込みです。カー用品店やタイヤ販売店は1本250〜550円程度、ガソリンスタンドは1本300〜1,000円程度が目安で、店舗により受け入れ可否と料金が違うため電話確認してから運びましょう。ディーラーも車検・点検のついでに相談できます。タイヤは1本10kg前後あるので、車に積むときは転がり止めを忘れずに。トランクを汚したくない場合は大きめのごみ袋をかぶせると安心です。なお、セルフ式のガソリンスタンドはスタッフが少なく廃タイヤを受け付けていないことがあるため、フルサービス店か整備併設店に確認するのが近道です。

【方法3】中古タイヤ買取店・フリマで売る

製造4年以内・溝ありのタイヤ、とくにスタッドレスや人気サイズ(軽自動車・ミニバン系)は、中古タイヤ買取店やフリマで売れる可能性があります。買取店は4本セットでの査定が基本で、持ち込みのほか出張査定に対応する店もあります。1〜2本だけの半端な本数は値が付きにくいため、その場合は処分ルートが現実的です。フリマは1本10kg前後の送料がかさむため、近隣引き渡しのジモティーが現実的。出品時はサイズ表記(例:195/65R15)・製造年4桁・溝の写真・パンク修理歴を明記するとトラブルを防げます。サイズはサイドウォールに刻印されているので、車検証や購入履歴を探さなくてもタイヤ自体を見れば分かります。

【方法4】ホイール付きはそのまま査定へ(外す前に確認)

ホイール付きタイヤは、先にホイールを外そうとしないのがコツです。タイヤとホイールの分離には1本800〜1,100円程度の工賃がかかる例(オートバックス)がある一方、アルミホイールには金属としての価値があるため、付けたまま査定に出すと処分費用が相殺されたり、買取になったりする場合があります。純正ホイールやブランドホイール(BBS・RAYSなど)はホイール単体でも需要があるので、「タイヤは廃棄・ホイールは買取」という分け方ができないか、買取店で相談してみましょう。冬用ホイールセットごと手放すなら、スタッドレスの需要期(秋〜初冬)に「タイヤ+ホイールセット」として売るのが、単体で分けるよりも高くなりやすい組み合わせです。

【方法5】不用品回収業者に依頼する(引っ越しなどでまとめて)

車を持っていない・運ぶ手段がない・引っ越しや実家の片付けでタイヤ以外も処分したい、という場合は不用品回収業者が選択肢です。タイヤ単体の回収相場は1本1,000円以上と店舗持ち込みより高めなので、家具・家電とまとめて見積もりに出して単価を下げるのが基本です。

タイヤや他の不用品をまとめて処分するなら、まず無料見積もり

搬出もお任せでき、料金を比べてから決められます。

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業者選びには注意が必要です。とくに廃タイヤは「無料回収」をうたう業者による不法投棄が社会問題になってきた品目で、排出者(あなた)に責任が及ぶおそれもあります。見積書を出す・許可番号を明示する業者を選び、判断に迷ったら悪質な不用品回収業者の見分け方をまとめた記事を確認してください。

やってはいけない処分(不法投棄・野焼き・集積所放置)

タイヤの不法投棄は廃棄物処理法違反で、山林や空き地への放置は重い罰則の対象です。野焼きも法律で禁止されており、タイヤは一度燃えると消火が難しく大量の黒煙を出します。「集積所に置いておけばいつか持っていってくれるだろう」も通用しません。また、長期間の屋外放置は雨水がたまって蚊の発生源になり、近隣トラブルの種にもなります。1本数百円で正規ルートが使えるので、リスクを抱える理由がない品目です。

費用の目安と状況別の選び方(早見表)

タイヤの状況向いている方法費用の目安(1本)
履き替えと同時に手放す交換店で同時処分250〜550円程度
保管品を処分したい・運べるカー用品店・GS・ディーラーへ持ち込み300〜1,000円程度
製造4年以内・溝あり・スタッドレス中古タイヤ買取店・ジモティー収入になる可能性
アルミホイール付き付けたまま査定(相殺・買取の可能性)無料〜収入
運べない・他の品とまとめて不用品回収業者1,000円程度〜

迷ったら「次のタイヤ交換がいつか」を考えましょう。交換予定が近いなら同時処分が最安、予定がないなら持ち込みか査定が基本線です。4本まとめてでも2,000円前後で収まるルートが大半なので、深く悩むより先に近くの店へ電話するのが早道です。

よくある質問

タイヤは何ごみですか?

多くの自治体で「収集できないごみ(適正処理困難物)」に指定されており、不燃ごみ・粗大ごみには出せません。販売店・カー用品店・ガソリンスタンドなどの民間ルートで処分します。一部の自治体ではクリーンセンターへの直接持ち込みを受け付ける例もあるので、念のため自治体サイトも確認してみてください。

1本だけでも持ち込めますか?

1本から受け付ける店が多いです。パンクでダメになった1本だけの処分も、カー用品店やガソリンスタンドに電話で確認してから持ち込めば問題ありません。料金は本数分の単価計算が一般的です。

自転車やバイクのタイヤも同じですか?

自転車のタイヤ・チューブは小さいため、不燃ごみなどで出せる自治体が多くあります(自転車の処分方法参照)。バイクのタイヤは車と同じ扱いで自治体収集不可が基本のため、バイク用品店や交換時の同時処分を使いましょう。

ひび割れたタイヤでも売れますか?

サイドウォールのひび割れは安全に関わるため、買取はほぼつきません。溝が残っていても製造から10年近いタイヤは値が付きにくいです。無理に売らず、店舗持ち込みで処分するのが現実的です。

ホイールだけ手元に残したいときは?

カー用品店やタイヤ店で「タイヤの組み外し+廃タイヤ処分」を頼めます。外す工賃と処分料で1本あたり計1,000円前後かかる店が多いので、事前に総額を確認しましょう。外したホイールは保管するか、不要ならホイール単体で買取査定に出せます。

まとめ:交換のついでが最安、売れるかの判定を先に

タイヤは自治体で捨てられないかわりに、車関係の店ならどこでも相談できる品目です。最安は「タイヤ交換と同時の処分(1本250〜550円目安)」、保管品は持ち込み、製造4年以内・溝ありなら売却、ホイール付きは外す前に査定。不法投棄・野焼きだけは重い罰則があるので、正規ルートで手放しましょう。消火器金庫など他の「捨てられない系」品目や、処分方法の比較記事もあわせてどうぞ。

fuyouhin-kaiketsu

引越し・遺品整理・大掃除のシーンに合わせた不用品回収業者を中立的に比較・解説。実際の見積もり調査・口コミ収集をベースに「失敗しない業者選び」を発信しています。