※当ページには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載しているサービスは編集部が独自に選定・調査したもので、リンク経由でのご利用により当サイトは紹介料を受け取る場合があります。料金やサービス内容は2026年5月時点の情報です。
DIYや家の塗り替えで余ったペンキ、ガレージの奥で固まりかけた古い塗料缶、使い切れなかったスプレー塗料——「液体のまま捨てていいの?」と迷う品です。ペンキや塗料は、液体のままごみに出したり排水口に流したりすると、配管のつまりや水質汚染、収集の現場でのトラブルの原因になります。基本は乾かす・固める。この記事では、量や種類ごとの捨て方、容器や道具の出し方までを、自治体の公式ルールをもとに整理します。
ペンキ・塗料は「液体のまま捨てない」が大原則
まず押さえておきたいのは、ペンキを液体のまま捨ててはいけないということです。排水口やトイレに流すと、固まって配管をつまらせ、下水道や河川の汚染にもつながります。缶に入れたまま「燃えないごみ」に出すのも、多くの自治体で受け付けてもらえません。
ペンキを手放す基本は、乾かす・固めるの2つです。
- 少量:新聞紙や布に塗り広げ、乾かして燃やすごみへ。
- 大量:固化剤で固めるか、袋に新聞紙を入れて吸わせ、乾かしてから出す。
固まって扱いやすい状態にしてから、自治体の区分で出すのがポイントです。以下で、量や種類ごとの具体的なやり方を見ていきます。
少量のペンキ——新聞紙に塗り広げて乾かす
缶の底に少し残った程度の少量のペンキは、新聞紙やいらない布、段ボールなどに薄く塗り広げ、しっかり乾かしてから燃やすごみとして出します。名古屋市でも、缶の底に少しだけ残ったペンキは、新聞紙などに塗って乾かしたものを可燃ごみに出せると案内されています。
乾かすときは、屋外の風通しのよい場所で、火の気のないところに広げます。水性ペンキは乾きやすく、油性ペンキは乾くのに時間がかかるため、薄く広げて数日かけて乾かすと安心です。完全に乾いて固まれば、液だれの心配なく袋に入れて出せます。
大量のペンキ——固化剤で固める・袋で吸わせる
量が多いときは、ペンキ用の固化剤(廃塗料処理剤)で固める方法が手軽です。ホームセンターなどで手に入り、水性・油性それぞれ専用のものや兼用のものがあります。缶に入れてかき混ぜ、固まったら自治体の区分に従って出します。
固化剤がないときは、丈夫なポリ袋を二重・三重にして、細かくちぎった新聞紙やいらない布を入れ、そこへペンキを流し入れて吸わせます。屋根のある屋外でしっかり乾かし、袋の口をかたく閉じてから出します。大量の油性ペンキは乾きにくいので、薄く分けて吸わせると乾燥が早まります。
水性塗料と油性塗料で扱いが少し違う
ペンキには大きく分けて水性塗料と油性塗料があり、扱いが少し変わります。
- 水性塗料:水で薄められるタイプ。乾きが早く、道具も水で洗えます。少量なら布などに吸わせて乾かしやすいです。
- 油性塗料:シンナーなどで薄めるタイプ。乾きにくく、においも強いため、屋外でしっかり乾かします。薄め液(シンナー・うすめ液)は引火性があるので、ペンキ本体とは分けて扱います。
うすめ液やシンナーは、ペンキよりも引火しやすい危険物です。少量を布に吸わせて乾かす方法もありますが、量が多いときは販売店や専門の回収に相談すると安心です。灯油やガソリンなどと同じく、燃やすごみに液体のまま出すことはできません。灯油・ポリタンクの処分方法もあわせて確認しておきましょう。
スプレー塗料(スプレー缶)は中身を出し切ってから
スプレー式のペンキ(スプレー塗料)は、ペンキというよりスプレー缶として扱います。中身(塗料とガス)を新聞紙や古布に出し切って空にしてから、自治体のスプレー缶の区分で出します。
名古屋市では、スプレー缶は中身を完全に使い切り、穴をあけずに資源用の指定袋に入れて出すよう案内されています。横浜市など、穴あけ不要とする自治体が増えていますが、地域でルールが分かれるため確認が必要です。出し方はスプレー缶と共通なので、スプレー缶・カセットボンベの捨て方もあわせて確認すると、迷わず出せます。中身が残ったスプレー塗料は、収集車や処理施設の火災原因になるため、空にしてから出すことが大切です。
塗料の容器——缶・プラ容器・一斗缶で出口が違う
ペンキを出し切ったあとの容器も、種類とサイズで出し方が変わります。
名古屋市では、プラスチック製のペンキ容器やキャップは、中をゆすいでから資源ごみに出せます。金属のペンキ缶は、不燃ごみの袋に入る大きさなら不燃ごみ、一斗缶など袋に入らない大きさは粗大ごみになります。横浜市でも、一斗缶は中身を空にしたうえで粗大ごみとして扱われます。容器は「中身を出し切る・乾かす・洗う」がポイントで、ペンキが残ったままだと資源として回収できないことがあるため、出す前に確認しておきましょう。
使った筆・ローラー・バケットの捨て方
塗装に使った筆(刷毛)・ローラー・バケット(塗料皿)も、ペンキがついたままでは出しにくい道具です。基本は、ついたペンキを新聞紙でしごき取り、乾かしてから素材ごとに分けます。
水性塗料なら水で、油性塗料ならうすめ液で洗ってから乾かすと、繰り返し使えます。使い捨てにする場合は、ペンキを乾かしたうえで、毛の部分やプラスチック・金属など素材ごとに自治体の区分で出します。ローラーの芯やバケットは、サイズによって不燃ごみか可燃ごみに分かれます。
大量に出るとき・業者に頼むとき
店舗の改装やリフォーム、空き家の片づけで、ペンキや塗料が大量に出ることがあります。家庭で乾かしきれない量のときは、塗料を扱う専門の回収業者に依頼する方法もあります。費用の目安は、一斗缶1つでおおむね3,000円前後からとされています。
未使用や使いかけでも状態のよい塗料は、DIYをする知人に譲れることもあります。家具や家電と一緒にまとめて片づけたいときは、回収サービスの利用も選択肢です。油性塗料やうすめ液は引火性があるため、ほかのごみと混ぜず、種類ごとに分けて相談するとスムーズです。同じ「乾かして固める」考え方は、食用油・廃油の捨て方とも共通しています。
やってはいけない捨て方
ペンキの処分で起こりやすいトラブルは、次のような捨て方から生まれます。避けてください。
- 排水口・側溝に流す:固まって配管をつまらせ、水質汚染につながります。
- 液体のまま缶ごとごみに出す:収集中に漏れて、現場を汚す原因になります。
- 中身が残ったスプレー塗料を出す:火災の原因になります。空にしてから出します。
固まらせる・乾かすというひと手間が、トラブルを防ぐいちばんの近道です。量や種類に合った方法を選びましょう。
残ったペンキを使い切る・譲るアイデア
処分の前に、残ったペンキを使い切れないかを考えると、捨てる量そのものを減らせます。少し残ったペンキは、塗った面の重ね塗りや、傷の補修、棚や小物の塗り替え、子どもの工作などに使えます。似た色どうしを混ぜて別の色にして使うのも一つの手です。
未使用や使いかけでも状態がよければ、DIYをする知人や、地域の譲り合いの場で引き取ってもらえることもあります。フタをしっかり閉めて保管しておけば、次の塗装まで取っておけます。使い切ってから手放せば、処分の手間も費用もかかりません。
ペンキを長持ちさせる保管のコツ
「次も使うかもしれない」ペンキは、上手に保管すると長持ちします。ポイントは空気にふれさせないことです。フタの溝についたペンキを拭き取ってからしっかり閉め、缶を密閉します。表面に膜が張るのを防ぐため、ラップを直接のせてからフタをする方法もあります。
保管場所は、直射日光や高温を避けた冷暗所が向いています。とくに水性ペンキは凍結すると使えなくなることがあるため、冬場は凍らない場所に置きます。それでも固まってしまったり、分離して戻らなくなったりしたペンキは、無理に使わず、乾かして固める処分に切り替えましょう。
ペンキ・塗料の処分でよくある質問
Q. ペンキは何ごみで出せばいいですか?
乾かして固めたペンキは、多くの自治体で燃やすごみに出せます。缶などの容器は、サイズや素材で不燃ごみ・資源ごみ・粗大ごみに分かれます。地域のルールを確認してください。
Q. 大量のペンキはどうすればいいですか?
固化剤で固めるか、袋に新聞紙を入れて吸わせて乾かします。家庭で処理しきれない量は、塗料を扱う回収業者への依頼も選択肢です。
Q. スプレー塗料も同じ捨て方ですか?
スプレー塗料はスプレー缶として扱います。中身を出し切って空にしてから、自治体のスプレー缶の区分で出してください。穴あけの要否は地域で分かれます。
Q. 一斗缶はどう捨てますか?
中身を出し切って乾かしたうえで、不燃ごみの袋に入らない大きさなら粗大ごみになります。横浜市・名古屋市とも、一斗缶は粗大ごみの扱いです。
Q. うすめ液やシンナーはどうすればいいですか?
引火性があるため、ペンキ本体と分けて扱います。少量は布に吸わせて屋外で乾かし、量が多いときは販売店や専門の回収に相談してください。
まとめ:乾かす・固めるが基本、容器はサイズと素材で分ける
ペンキ・塗料の処分は、液体のまま捨てず、乾かす・固めるのが大原則です。少量は新聞紙に塗り広げて乾かし燃やすごみへ、大量は固化剤で固めます。スプレー塗料は中身を出し切ってスプレー缶の区分へ。容器は、名古屋市ではプラ容器は資源ごみ・一斗缶は粗大ごみ、横浜市でも一斗缶は粗大ごみと、サイズと素材で分けます。
水性と油性で乾きやすさが違い、うすめ液やシンナーは引火性があるため分けて扱います。量が多いときは塗料の回収業者に相談し、ほかの不用品とまとめて片づけたいときは回収サービスも選択肢になります。
家財をまとめて処分したいときは、こちらも参考にしてください。
関東で他の不用品とまとめて回収したいなら
アールクリーニング(FireWorks)は東京・埼玉・神奈川・千葉の1都3県対応・最短当日の出張回収で、積み放題プランあり。エアコンは取り外しの対応可否・料金を出張見積もりで確認してください。関東以外のエリアは、家電量販店や指定引取場所のルートを検討しましょう。料金は相見積もりで比べるのがおすすめです。
▶ 無料見積もりを見る