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引っ越しやベランダの模様替えで使わなくなった物干し竿や物干しスタンドは、長さやコンクリートの土台があるため、捨て方に迷いやすいアイテムです。物干し竿は金属パイプでできていることが多く、パイプカッターで短く切れば不燃ごみとして無料で出せる自治体もあります(同じ金属パイプ構造のハンガーラックにも使える方法です)。一方、物干し台のコンクリート製の土台は、自治体で回収できないことが多いので注意が必要です。この記事では、物干し竿・物干しスタンドの処分方法を6つに整理し、切る手順・コンクリ台の注意・無料引き取りまで、まとめて解説します。
物干し竿・物干しスタンドの処分方法は大きく6つ
物干し竿・物干しスタンドの主な処分方法は次の6つです。竿か、スタンドか、コンクリート台付きかによって向き不向きが変わります。物干し用品は家電ではないので、リサイクル料金はかかりません。
- パイプカッターで切って不燃ごみに出す(無料にできる)
- 自治体の粗大ごみに出す(200〜500円目安)
- ホームセンターの無料引き取りを使う(買い替え時)
- 売る・譲る(フリマ・ジモティー)
- 不用品回収業者に依頼する(複数品・搬出・コンクリ台)
- 素材ごとに分別して出す(金属・竹・プラ)
物干し用品は引っ越しの不用品や大掃除の片付けでまとめて出てくることが多いので、ほかの不用品とあわせて計画すると効率的です。処分方法全体を比べたい方は不用品の処分方法を比較したまとめ記事もご覧ください。まずはタイプの確認から見ていきましょう。
まず確認:竿・スタンド・台(コンクリ)でタイプを分ける
物干し用品は、大きく3つのタイプに分かれます。1つめは、ベランダなどに渡して使う物干し竿(金属パイプや伸縮タイプ)。2つめは、室内や庭で使う折りたたみの物干しスタンド(金属製)。3つめは、コンクリートの土台に支柱を立てる物干し台です。
竿やスタンドは金属が中心なので、切ったり分解したりして不燃ごみや粗大ごみで出せます。問題になりやすいのが、コンクリートの土台がある物干し台です。後で説明するように、コンクリート部分は自治体で回収できないことが多いので、タイプを確認してから処分方法を選びましょう。
【方法1】パイプカッターで切って不燃ごみに出す(無料にできる)
費用をいちばん抑えやすいのが、物干し竿をパイプカッターで短く切り、不燃ごみとして出す方法です。多くの自治体では、一辺が30cm以下になれば不燃ごみとして、無料または指定袋の費用だけで出せます。物干し竿の内部は空洞なので、パイプカッターを使えば、のこぎりのように大きな力を入れなくても切ることができます。
パイプカッターは、ホームセンターや100円ショップで手に入ります。ただし、自治体によっては、切っても粗大ごみとして扱うルールのところもあります。切って不燃ごみに出してよいかは、作業の前にお住まいの自治体の区分を確認しておきましょう。
【手順】物干し竿を安全に切る・解体するコツ
切るときは、まず軍手をはめて手を保護します。伸縮タイプの竿は、いちばん短く縮めてから作業すると扱いやすくなります。パイプカッターを竿に挟み、刃を当てて、くるくると数回まわします。少しずつ刃を締めながら回すと、力をかけずにきれいに切れます。
切った断面は、薄い金属のふちが鋭くなることがあるので、ガムテープなどで覆っておくと安全です。切ったパイプは指定のごみ袋にまとめ、自治体のルールに従って出します。床に養生シートを敷いておくと、切りくずが散らからず片づけが楽になります。
【方法2】自治体の粗大ごみに出す(200〜500円目安)
切る手間をかけたくないなら、自治体の粗大ごみとして出すのが手軽です。費用は自治体によって異なりますが、たとえば物干し竿は大阪市で200円、物干し台は名古屋市で500円といった例があります。手順は、電話やインターネットで粗大ごみの収集を申し込み、コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入し、回収日に券を貼って指定の場所へ出すという流れです。
長い物干し竿は、受け付けてもらえる長さの上限がある自治体もあります。申し込み時に、出せるサイズや料金、出し方を確認しておきましょう。最新の情報は各自治体の粗大ごみ手数料一覧で確認してください。
【要注意】物干し台のコンクリートベースは「適正処理困難物」(自治体回収不可のことも)
いちばん注意したいのが、物干し台のコンクリート製の土台です。コンクリートのベースは、多くの自治体で「適正処理困難物」に指定されており、粗大ごみとしては回収してもらえないことがほとんどです。支柱などの金属部分は不燃ごみや粗大ごみで出せても、コンクリート部分だけは別の方法を考える必要があります。
コンクリートの土台は、廃棄物処理業者や不用品回収業者に依頼して処分するのが一般的です。購入したホームセンターで引き取ってもらえる場合もあるので、買い替えのときは相談してみましょう。重量があるため、運び出しを伴うときは無理をせず、業者に任せると安全です。
【方法3】ホームセンターの無料引き取りを使う(買い替え時)
新しい物干し竿への買い替えを予定しているなら、ホームセンターの無料引き取りサービスを使う方法があります。カインズ・コーナン・ビバホームなどでは、対象の商品を購入すると、同じ種類・同じ数の古い物干し竿を無料で引き取ってくれるサービスがあります。買い替えと同時に古いものを手放せるので、費用も手間も抑えられます。
引き取りの条件(対象商品・数量・持ち込みか配送か)は店舗によって違うため、購入前に確認しておきましょう。店頭で買うときに、引き取りを希望する旨を伝えるとスムーズです。
【方法4】売る・譲る(フリマ・ジモティー|買取は弱め)
物干し竿やスタンドは、もともと安価なものが多いため、買取の値はつきにくい傾向です。状態が良いものは、フリマアプリやジモティーで譲渡するのが現実的です。とくに長い物干し竿は配送が難しいので、ジモティーで「取りに来られる方」を条件に出すと、引き取り手に運搬を任せられます。
ステンレス製のさびにくい竿や、しっかりした物干しスタンドは、まだ使いたい人に喜ばれることがあります。汚れを落とし、伸縮や折りたたみの動作を確認してから渡すと、受け取る人も安心です。
【方法5】不用品回収業者に依頼する(複数品・搬出・コンクリ台)
コンクリート台付きの物干し台や、長尺で運び出しが大変なもの、ほかの不用品もまとめて処分したいときは、不用品回収業者に依頼するのも手です。コンクリートの土台のように自治体で回収できないものも、まとめて引き取ってもらえます。即日で対応してもらえることも多く、引っ越しや退去の期限が迫っているときにも向いています。単品だと割高になりやすいので、ほかの不用品とまとめて頼むほうがお得です。
便利な一方で、回収業者選びには注意も必要です。無料をうたって後から高額を請求する、見積書を出さない、許可番号がはっきりしないといった業者は避けましょう。料金の内訳と作業範囲を書面で確認し、複数社で見積もりを比べるのが安全です。見分け方は悪質な不用品回収業者の見分け方をまとめた記事で詳しく解説しています。
素材別の分別(ステンレス・スチール・竹・プラ)
分けて出すときの分別の目安です。ステンレスやスチールの金属パイプは、不燃ごみや金属資源として出せます。伸縮タイプも金属なので同じ区分です。昔ながらの竹の物干し竿は、可燃ごみとして出せる自治体もありますが、長いものは切るか、粗大ごみになることがあります。
竿の端のプラスチックキャップや、スタンドの樹脂パーツは、プラごみや不燃ごみとして分けます。分別の細かい区分は自治体によって異なるので、お住まいのルールに合わせて出しましょう。判断に迷うときは、粗大ごみでまとめて出すほうが確実です。
物干しの状況別 最適な処分方法(早見表)
| 状況 | 向いている方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 金属の物干し竿・費用を抑えたい | 切って不燃ごみ | パイプカッターで30cm以下に。無料の地域も |
| 切らずにそのまま出したい | 粗大ごみ | 200〜500円目安。長さの上限を確認 |
| 買い替え予定 | ホームセンターの無料引き取り | 同種同数を無料で。対象商品の購入が条件 |
| コンクリート台付き | 不用品回収業者・専門業者 | 自治体回収不可のことが多い。重量に注意 |
| 状態が良い・人に渡したい | フリマ・ジモティー | 買取は弱め。長尺は取りに来てもらう |
| 他の不用品もまとめて | 不用品回収業者 | まとめると割安。搬出もお任せ |
よくある質問(FAQ)
Q. 物干し竿は何ごみになりますか?
金属の物干し竿は、切って30cm以下にすれば不燃ごみで出せる自治体が多いです。切らない場合は粗大ごみになります。竹の竿は可燃ごみで出せる地域もあります。区分は自治体で異なるため、お住まいのルールを確認してください。
Q. 切れば無料で捨てられますか?
多くの自治体では、規定サイズ以下に切れば不燃ごみとして無料、または指定袋の費用だけで出せます。ただし、切っても粗大ごみ扱いとする自治体もあるので、切る前にルールを確認しましょう。
Q. パイプカッターはどこで買えますか?
パイプカッターは、ホームセンターや100円ショップで手に入ります。竿を挟んでくるくる回すだけで切れるので、のこぎりのような力は必要ありません。作業のときは軍手をつけ、切り口をテープで覆うと安全です。
Q. コンクリートの土台は粗大ごみで出せますか?
コンクリートの土台は、多くの自治体で適正処理困難物とされ、粗大ごみでは回収できないことがほとんどです。廃棄物処理業者や不用品回収業者に依頼するか、購入したホームセンターに引き取りを相談しましょう。
Q. ホームセンターで引き取ってもらえますか?
カインズ・コーナン・ビバホームなどでは、対象商品を購入すると同種同数の古い物干し竿を無料で引き取るサービスがあります。条件は店舗で異なるので、購入前に確認しておきましょう。
まとめ
物干し竿・物干しスタンドは、まずタイプを確認するのが出発点です。金属の物干し竿は、パイプカッターで30cm以下に切れば不燃ごみで無料になる自治体が多く、切らずに出すなら粗大ごみ(200〜500円目安)が手軽です。買い替えなら、カインズやコーナンなどホームセンターの無料引き取りも便利です。いちばん注意したいのは物干し台のコンクリート土台で、自治体では回収できないことが多いため、不用品回収業者や専門業者に依頼します。状態が良いものはジモティーで譲渡も選択肢です。タイプと素材を確認して、費用と手間のバランスで方法を選んでいきましょう。